キャリアアップについて
認定看護師について
医療現場では、専門的な知識と熟練した看護技術を活かせる、認定看護師が活躍しています。
当院にも感染管理認定看護師がおり、患者さんと職員の安全のため、力を発揮しています。
認定看護師やその他、専門分野に特化したキャリア形成、及び資格取得を応援しています!!
院内特別奨学金制度で認定看護師資格を取得
私は手術室での看護師経験が長く、日々感染について学べる現場に従事していました。認定制度のことは認知していましたが、「受験してみないか」と上司に勧められるまで調べることもありませんでした。この時の声掛けがないと今の私はなかったなぁと思い、感謝しています。院内の特別奨学金制度を利用できることも教えていただき、横浜の学校で1年間学ばせていただきました。学習を継続するにあたり、上司を始めとする職員の皆様の温かな声掛けやご協力をいただき、当院に就職して良かったと感じています。感染管理認定看護師の役割は、疫学・微生物学・感染症学などの専門的知識をベースに、施設に合った効果的な感染管理プログラムを構築し、患者さんや職員など病院に関わる人を感染から守ることです。感染対策は病院全体に関わることなので、現場で働く職員の方と良好なコミュニケーションをとることを大切にしています。そして感染対策に関する疑問や悩みを共に解決するため、院内外の講師経験や研修・学会参加など自己研鑽に努めています。診療科を問わずすべての医療現場で力を発揮できる、素晴らしい仕事だと思っています。
『その人らしく生きる』を支える
「その人らしく生きる」。私が看護を行う上で一番大切にしている言葉です。看護師として働く9年のあいだ様々な症状に苦しむ患者様やそれを支えるご家族と出会いました。
患者様が疼痛(とうつう)などの身体的苦痛や心理的苦痛、社会的な苦痛、スピリチュアルペインなどを抱え、それらの苦痛によってその人らしく生活できない状況を目の当たりにし、何かもっと自分にできることはないのかと以前に勤めていた総合病院を退職し、当院の緩和ケア病棟の門を叩きました。
緩和ケア病棟では日々患者様やご家族と正面から向き合い、試行錯誤しながら、少しでもより良い時間を過ごしていただけるようケアを行っています。しかし中にはどのようにして良いのか分からず、自分の力不足を痛感することもありました。そしてさらなる専門知識や技術を身に付けたいと考え、緩和ケア認定看護師の道を志しました。
半年間の認定看護師教育課程では多くのことを学びました。自分の弱さと向き合いくじけそうになったこともありましたが、多くの人たちに支えられ何とか乗り越えられることができました。当院の支援制度を受けることができたことも大きな支えになりました。
2013年に緩和ケア認定看護師として認定を受け、現在も緩和ケア病棟で働いています。入院早期からアセスメントを行い、患者様やご家族の希望を聴きながら、その人らしく過ごしていくにはどうしたらよいのかチーム全員で考えてケアにあたっています。迷い悩むことも多いですが、これからも患者様やご家族の苦しみが和らぎ、「その人らしく生きる」ことを支えられるよう日々努力していきたいです。
特別奨学金制度について
認定看護師などのキャリア形成をサポートするために、職員を対象とした特別奨学金制度を設けています。
詳しくはお問い合わせください。