カムバックナース講座のご案内、当院の看護師経験者復職支援について

看護師としての経験を積んだ後、一時的な離職が必要になることは珍しいことではありません。出産・育児、自身の疾病や怪我、家族の介護など、人生には様々な局面があります。
看護師への復職を考える時、不安や心配がついて回りますよね。でも大丈夫です。今回は、そんな看護師の皆さんが安心して復職できるように、当院での取り組みや現場の皆さんの声を紹介します。

看護師経験者の重要性

総合病院では、多岐にわたる医療サービスを提供しており、患者一人ひとりに合わせた質の高い看護を実現するためには、看護師の役割が不可欠です。特に、経験豊富な看護師は医療チームにとって貴重な資産であり、その重要性は計り知れません。

総合病院において看護師経験者の重要性は、単にその技術や知識に留まらず、チーム内でのリーダーシップ、患者ケアへの深い洞察、そして医療現場全体の質の向上に寄与する点にあります。経験者の存在は、総合病院を患者にとってより安全で、信頼できる場所に変える力を持っています。

復職を目指す看護師の悩みと解決法

復職を目指す看護師経験者の方へ、この新たなスタートを応援するためのポイントをご紹介します。看護師としての再スタートは、過去の経験を活かしつつ、新たな知識と技術を取り入れる絶好の機会です。
しかし、一旦現場を離れたことで復帰への不安もあるかと思われます。
ここでは、復帰に際した主な悩みと、その解決法をご案内させていただきます。

悩み

  • 技術や知識の遅れ:
    医療技術やガイドラインが進化している間に、自分の技術や知識が遅れているのではないかという不安が生じる。
  • 職場復帰への不安:
    現場でのスピーディーな対応や、新しい医療機器の扱いなど、復職後の実務に不安を感じる。
  • 職場やチームとの適応:
    新しい職場環境やチーム文化に適応できるか不安がある。
  • キャリアギャップの埋め合わせ:
    一定期間仕事から離れていたため、キャリアギャップを埋め合わせる必要がある。
  • ワークライフバランスの調整:
    子育てや家庭との両立に不安を感じている。

解決方法

  • 研修や勉強会への参加:
    最新の医療知識や技術を学ぶために、研修や勉強会に積極的に参加する。また、専門書の閲覧やオンラインコースの受講も有益です。
  • 復職支援プログラムの活用:
    復職支援プログラムがある病院や施設を選ぶ。
    また、パートタイムや臨時職から始めることで、徐々に慣れる時間を設ける。
    この項目については、後述する「カムバックナース講座のご案内」を参照ください。
  • コミュニケーションの重要性:
    新しい職場やチームに適応するためには、コミュニケーションを重視し、積極的に関わることが大切。同僚や上司との円滑なコミュニケーションを図る。
  • スキルアップの取り組み:
    オンラインでの研修や認定取得プログラムを活用し、キャリアギャップを埋め合わせる。また、専門分野への転職を考える場合は、その分野のスキルや知識を磨く。
  • 時間管理と自己ケアの充実:
    ワークライフバランスを保つために、時間管理に工夫を凝らし、自己ケアにも積極的に取り組む。趣味やリラックスできる活動を充実させることで、メンタルヘルスを維持することが可能です。

「カムバックナース講座」内容紹介

当院では、看護師経験のある方を対象に「カムバックナース」という復職支援研修を定期的に行っています。

タイムスケジュール

14:00 開始
病院の概要説明
実習内容 ①手指消毒・PPE 感染管理:井上Ns
②トランスファー リハビリ:北平さん
院内見学・個別相談
16:00 終了
(採血の練習も個別対応します)

チラシデータはこちら

当院の復職看護師による座談会

 

座談会スタート!

本日はよろしくお願いします!
まずはお名前と、経験年数、現在の担当を教えてください!

こんにちは、Sです。経験年数は20年目で、現在は外来で働いています。

こんにちは、Mと申します。私は8年目で、3階東病棟で働いています。

なるほど、お二人とも当院で復職をしていただいたわけですが、ブランクはどの程度あったのでしょうか?

私は13年ブランクがありました。

13年ですか!?復職しようと思われたきっかけは何だったんでしょうか?

はい、子供が高学年になり、仕事にさける時間が増えたことで、もう一度看護師の仕事がしたくて復職を考えるようになりました。

なるほど、子育てがひと段落したことをきっかけに復職されたんですね!

はい、そうですね。

なるほど~
では、Mさんはいかがでしょうか?

私はブランク1年ほどですね。復職前は、デイサービスの看護師をしていたんですが、看護師業務と介護士業務の住み分けが曖昧だったので、専門性がいまいち発揮できないなと感じて復職を考えるようになりました。

なるほどですね、看護師に特化した業務を行いたいと思われたんですね。
では、復職にあたり、どんな不安がありましたか?

私はやはり13年のブランクがあったので、すんなりと業務に戻れるかという不安がありましたね。

私も技術面や知識面で仕事についていけるのかが心配でした。あとは、職場の雰囲気や人間関係がどんな感じなのかが気になりました。

なるほど~、では、カムバックナースの講座を受けてみていかがでしたか?

私は1日体験をさせていただきました。実際、体験することで職場の雰囲気を知ることができ良かったですね。
担当の看護師さんも優しく患者様のニーズを考え対応されていたのが印象に残りました。
看護部長との面談では子どものことで勤務時間を相談でき、業務する上での不安の軽減につながりました。

それは復職へのとても良いきっかけになりましたね!
Mさんはいかがでしょうか?

対応がとても丁寧だったことが印象に残っていますね。私も研修を受けて本当に良かったです。

なるほど、やはり復職を考えている看護師経験者の方にはおすすめの研修ですね!
では、最後に、生協病院で復職を考えている看護師の方へメッセージをお願いします!

入職してからまだ2ヶ月余りでアドバイスを言える状態ではないですが、未経験の看護技術を優先的に経験させてもらえ、分からないこともその都度教えていただき、助けていただくことも多く、励みになっています。
働くにはとても良い環境だと思うので、是非チャレンジしてみてください!

復職に当たっては、疑問や不安等あると思いますがエルダー制度が導入されているので、相談しやすい環境だと思います。
仕事は日々忙しいですが、職種関係なく、業務に関わる事を気兼ねなく聞くこともできますし、スタッフ同士で声を掛け合い助け合える環境です。
一緒に働けるのを楽しみにしています!

Sさん、Mさん、本日はお忙しい中ありがとうございました!

ありがとうございました!

ありがとうございました!

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