先輩看護師が語る看護師国家試験対策、私はこうして国試を乗り越えた!

看護学生の皆さん、国家試験に向けた準備は順調でしょうか?
国家試験は看護師になるための重要なステップであり、誰しもが緊張や不安を感じるものです。誰もが試験を乗り越えるために多くの時間と努力を費やす必要があります。
今回は、当院の若手看護師の皆さんに協力してもらい、実際に行った国家試験対策について、看護学生の皆さんにアドバイスをいただきました。
この記事を読んで、少しでも皆さんの勉強の助けになれば幸いです。

1.看護師国家試験概要

看護師国家試験は、日本の看護師資格を取得するために必要な試験であり、厚生労働省が実施しています。
この試験は、看護学校を卒業した者や指定の養成施設を修了した者が受験資格を持ちます。試験は毎年1回、2月に行われ、全国で一斉に実施されます。

試験日

2025年(令和7年)2月16日(日)

試験地

北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

受験願書の配布期間

2024年10月中旬以降

受験願書は各養成所で配布されるほか、郵送または窓口(看護師国家試験運営本部事務所、看護師国家試験運営臨時事務所、厚生労働省の受付窓口)にて請求できます。

受験申込期間

2024年11月8日(金)〜11月29日(金)

受験手数料

5,400円(受験願書に収入印紙を貼る)

合格発表

2025年(令和7年)3月24日(月)午後2時

詳しくはこちら:看護師国家試験の施行 (厚生労働省ホームページ)

2.国家試験までのスケジュール

まず最初に行うべきことは、明確な目標を設定することです。
試験に合格するためには、どの程度の点数を取る必要があるのかを把握し、自分の弱点を認識することが大切です。
具体的な目標を設定することで、勉強のモチベーションが高まり、計画を立てる際の指針となります。

計画立案

試験までのスケジュールを逆算して、各科目の学習計画を立てましょう。以下のステップで計画を立てると効率的です。

1. 全体の勉強期間を設定

試験日から逆算して全体の勉強期間を決めます。

2. 科目ごとの期間設定

全体の勉強期間を考慮し、各科目にどれくらいの時間を割くかを決めます。苦手な科目には多めの時間を割り当てます。

3. 週間・日々のスケジュール

具体的な週間計画と日々のスケジュールを設定します。1日にどれくらいの勉強時間を確保するか、どの科目をどの順番で勉強するかを明確にします。

ワンポイントアドバイス
国試の勉強はいつごろから本格的に始めましたか?
  • やんわり夏くらいからやってましたが本気出したのは1月からです。
  • 実習終わりの11月
  • 2年〜3年生の時
各科目をどのようにスケジュールを立てて勉強しましたか?
  • 子育てしながらだったので家事などやることは全て終わらせてから集中できる時間を作ってました。
  • QBのページ数でどこまでやるか決めて毎日進めてました。
  • 特に立ててはいませんでした。その日にしたい教科を徹底して勉強しました。
また、日(週)にどのくらい勉強をしましたか?
  • 通学時間などにも勉強し1日3時間ほどしかできていなかったです。
  • 1月からは8〜10時間ひたすら勉強しました。
  • 3年生になってからはほぼ毎日勉強しました。

3.勉強方法について

過去問の活用

過去問を解くことは国家試験対策の基本です。過去問を解くことで、試験の傾向や問題の形式に慣れることができます。私は過去5年間分の過去問を繰り返し解き、間違えた問題はなぜ間違えたのかを徹底的に分析しましょう。

1. 時間を計る

試験と同じ時間配分で過去問を解くことで、本番の試験環境に慣れることができます。

2. 解説を読む

間違えた問題や曖昧な問題については必ず解説を読み、理解を深めましょう。解説を読むことで、自分の理解が間違っていた箇所を修正することができます。

3. 繰り返し解く

一度解いた過去問も、時間を置いて再度解くことで記憶の定着を図りましょう。特に苦手な問題については何度も繰り返し解くことが効果的です。

参考書とノートの活用

参考書や教科書を読み込むだけでなく、自分なりにまとめたノートを活用することが重要です。ノートに書き出すことで、理解が深まり、記憶に残りやすくなります。

1. 要点をまとめる

参考書や教科書の内容を要点ごとにまとめ、重要な部分を自分の言葉で書き出しましょう。

2. 図解や表を活用

難しい内容や複雑な情報は図解や表にまとめると視覚的に理解しやすくなります。

3. 色分け

重要なポイントやキーワードを色分けして強調することで、後から見返したときに一目で分かるようにしましょう。

模擬試験

模擬試験を通じて、実際の試験のような環境を体験し、試験慣れすることが重要です。

1. 時間を計る

模擬試験を解く際には、実際の試験時間に合わせて時間を計りましょう。時間管理の練習ができます。

2. 本番と同じ環境で

模擬試験を行う場所や状況を本番の試験に近づけることで、試験当日の緊張感を再現できます。

3. 振り返り

模擬試験後には必ず振り返りを行い、間違えた問題や時間配分の問題点を分析し、次回に活かしましょう。

ワンポイントアドバイス
こういった勉強方法が良かったというものがあればアドバイスをお願いします。
  • SNSを活用して無料の国試対策してくださる看護師の方の講義を受けていました。
  • 付箋に覚えることを書いてノートに貼ってあとで見返せるようにしてました。
  • 自分に合った参考書を買う。少しでも疑問に思ったことはそのままにしないようにしました。
勉強はどこで、誰と行いましたか?また、誰かに相談したりしましたか?
  • SNSで無料の講義を毎日してくださる方についていって行ってました。
  • 大学の友達と地元の図書館で勉強してました。大学のゼミの先生が親身になってアドバイスをしてくれる先生だったのでよく相談してました。
  • 基本一人でしていました。(その方が集中できた)
勉強中の息抜きやストレス発散方法などをがあれば教えてください。
  • 家族との旅行やお出かけ
  • 絶対勉強しない日を作って思いっきり遊んでました。
  • 趣味に没頭

4.国試当日に気を付ける点

試験会場での過ごし方

早めに到着する

試験会場には余裕を持って到着しましょう。早めに到着することで、会場の雰囲気に慣れ、落ち着いて準備することができます。また、試験会場の場所が分かりにくい場合もあるので、時間に余裕を持っておくと安心です。

落ち着いてリラックスする

試験開始前にリラックスする時間を持ちましょう。深呼吸をして緊張をほぐすことが効果的です。試験開始直前に急いで勉強するのではなく、これまでの努力を信じてリラックスしましょう。

試験中の注意点

問題をよく読む

問題文をよく読み、指示に従って解答することが大切です。特に選択肢の問題では、全ての選択肢を読んでから答えるようにしましょう。問題を読み間違えると、正しい答えを見逃すことがあります。

時間配分に注意する

試験全体の時間配分を考えながら解答を進めましょう。1つの問題に時間をかけすぎると、後の問題に十分な時間が取れなくなります。時間が足りなくなりそうな場合は、一旦次の問題に進み、最後に戻って再度取り組むと良いでしょう。

冷静に対応する

わからない問題や難しい問題に遭遇したときは、パニックにならず冷静に対応しましょう。深呼吸をして気持ちを落ち着け、次の問題に進むか、一旦飛ばして後で取り組むようにします。冷静さを保つことで、集中力を維持できます。

ワンポイントアドバイス
試験当日に気を付ける点があればアドバイスをお願いします。
  • いつもと同じ過ごし方で、気を張りすぎないこと。終わった問題は振り返らず時間があれば、なにか一つでも覚える。
  • 緊張すると思うので好きな食べ物と飲み物を持参して、暖かくして行ってください。
  • 周りの話を聞かず、基本は一人で集中する。周りの声を聞いて不安になったり、試験に集中出来なくなることがあるから、私はイヤホンをつけて対応していました。
さいごに、国試合格を目指す看護学生へメッセージをお願いします。
  • 国試勉強は大変ですが息抜きも忘れずに、これから出会う患者さんのために頑張ってください。
  • 国試が終われば自由が待ってます!頑張ってください!
  • 周りと比べず、自分自身と戦って、自分の全力を出せるようにベストを尽くしてください!

5.おわりに

国家試験は、看護師になるための重要なステップですが、皆さんがこれまで積み重ねてきた努力は必ず実を結びます。
当日は、これまでの努力を信じ、自分を信じて臨んでください。緊張や不安を感じることもあるかもしれませんが、リラックスして試験に集中すれば、きっと良い結果が得られるはずです。

頑張ってください!応援しています。

就職祝い金について

当院では、(紹介業者を介さず)直接ご応募いただき採用に至った場合、就職祝い金を支給します。

看護師・助産師 20万円
准看護師
(正看護師の資格を取る意思のある方)
10万円

※正職員(フルタイム勤務)の方、50歳未満の方が対象です。

※紹介業者を介した場合は対象外になります。

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