【同期座談会】新卒看護師たちが語る「入職から1カ月、私たちのリアル」

春の訪れとともに、全国の病院ではたくさんの新卒看護師が現場に羽ばたいていきます。希望と緊張が入り混じる中、2025年4月に入職したばかりの看護師たちも、まさに「看護師人生の第一歩」を踏み出したばかり。

病棟の空気、先輩からの指導、患者さんとの出会い、失敗の悔しさ、そして何より、自分が“命に関わる仕事”をしているという実感——。そんな濃密な日々を経て、彼女たちは何を感じ、どんなことを考えているのでしょうか?

今回は、配属先も性格も異なる5名の同期看護師に集まってもらい、「入職から1カ月」をテーマに本音で語り合ってもらいました。
これから看護師を目指す方、来年新卒を迎える皆さん、そして現場で新人を支える先輩たちにも読んでほしい、“リアルな声”をお届けします。

新人看護師座談会

当院には、さまざまな経歴を持つ看護師が集まっています。今年4月に入職した5名の新卒看護師が、1か月を振り返って本音で語り合いました。それぞれの思いと挑戦が垣間見える、リアルな声をお届けします。

まずは自己紹介をお願いします!

Tと申します!私は10年ほど製造業に従事していました。家族の病気や看護師の友人との出会いを経て、看護師を目指しました。
病院で看護助手として働きながら看護学校に通い、准看護師・正看護師と資格を取得して今に至ります。

こんにちは、Sと申します!私は昨年10月から看護助手として当院に勤務し、今年4月から新卒看護師として入職しました。

Kと申します。私は社会人を10年ほど経験し、身内の在宅看護をきっかけに看護師を目指しました。

Nです、よろしくお願いします。私は准看護師として16年、子育てと両立しながらクリニックや訪問看護で働いてきました。今回、正看護師として当院に新卒入職しました。

Tと申します。私はこれまで飲食店で働いていました。昨年の10月から補助者として入職し、4月から看護師として勤務しています。

4月に入職してから、どのような1か月でしたか?

あっという間に過ぎた嵐のような1ヶ月でした。研修では同期同士で採血をしたり、ルートをとったり、技術オリエンテーションでは侵襲のある処置を実践しました。学校では教科書でしか知らなかった事も実践する機会があり、改めていくつも学び直すことがありました。

覚えることが沢山ありますが、新しい日々の中で楽しく学べています。

本当にあっという間でしたね。

私もかなり大変な1か月でした。毎日が必死で、今もその最中です。

初めは一日の流れについて行くことに精一杯でした。徐々に流れについて行くことができ、少し余裕が出てきてから2人から受け持ちを始めました。初めて受け持ちをさせてもらった時は、不安なことが多かったですが周りの先輩方にアドバイスをもらいながら続けていき、少しずつ自分にもできることが増えて楽しくなってきました。

入職直後はどんなことからスタートしましたか?

自分はこちらの病院で働くのが初めてだったので、新卒の研修期間の後は、まず看護補助者としてスタートし、物品の位置や1日の流れ、そして他のスタッフや先輩方の顔と名前を覚えるところから始めました。

技術研修から始まり、その後受け持ち患者さんを1人ずつ持たせてもらっています。

病院全体の研修が1週間あり、3日間看護師の研修でオムツ交換や吸引、トランスファー、食事介助などの研修を受け、病棟に上がりました。病棟に上がってからは、補助者業務から始め物品の位置を覚えたり、日勤の流れを覚えていき看護師業務に入りました。

患者さんとの関わりや、採血、点滴などは経験がありましたが…
最初は一から指導していただきました。電子カルテに慣れることもすぐにスタートしました。

初めは準備や処置などを見学させてもらったり、先輩方に見てもらいながら実践させてもらったり、少しずつ患者さんとの関わりを増やしていきました。

配属後、実際に働いてみて感じたことは?

自分が配属された3西病棟は、地域包括医療病棟です。急性期の患者さんに早期の退院を目指してリハビリや退院支援に関わっていく病棟です。患者さんの入退院が毎日あると聞き、忙しい病棟と言うイメージを持っていました。
実際に配属されてみると忙しいのはもちろんですが(笑)、看護師だけで抱えるのではなく多職種で退院支援を行なっていくので、さまざまな視点から患者さんを見て、その人の持つ力を引き出しやすくしたり、各分野の意見や専門知識を知り退院支援することが出来る病棟なのかなと思いました。

看護助手とは違い仕事内容や量が変わるので一つ一つ覚えていきたいですね。

3階東の地域包括ケア病棟です。日々いっぱいいっぱいというのが正直なところですね(笑)

急性期病棟と理解していましたが、入院の多さや、転棟の多さになかなかついていけてませんね。

とても手厚くサポートしてもらい、できることが増えてきたという自信になっています!

戸惑ったこと、辛かったことはありますか?

侵襲を伴うような処置で、例えば採血が上手くいかなかったりすると患者さんに痛い思いをさせますし、自分もうまくできていないと思うと辛かったですね。

知識不足や効率の悪さを痛感しています。もっとスムーズに動けるよう努力したいです。

事務職からの転職で、人が多い職場は初めてで戸惑いました。現在病棟の雰囲気に慣れている最中ですか、最初は病棟の流れが分からずにどうしたらいいのか、自分がどうしたらいいのかわからなかったことが大変でした。

新卒として配属していただきましたが、若くないですし、自分自身をわかってもらうまでスタッフへの声かけや尋ねたいこと、タイミングなど神経を使うことが多かったですね。

初めてのことだらけの環境なので、何をしたらいいかわからないことが辛かったですね・・・

なるほど、では、嬉しかったこと、やりがいを感じた瞬間は?

嬉しいこととは違いますが、失敗があっても、患者さんが「地域の新しい看護師さんだからね、頑張ってね」と応援してくださったのが、申し訳ないと思うと同時に本当にありがたかったです。

私も患者さんから感謝の言葉をもらえたとき、看護師になってよかったと思いました。

プリセプターや教育委員の方が日々できていると言ってくれたり、大丈夫?と聞いて支えてくれてくれることや、患者さんに名前を呼んでもらえたことが嬉しかったです。

患者さんの状態の変化や、先生のカルテから、観察点やアセスメントなど、自分に不足している所が学べた時に日々やりがいを感じています。

患者さんの笑顔が見れることや、いつもありがとうと感謝をいただけることにやりがいを感じます。

1か月が経って、今思うことは?

学校の実習では1人の患者さんに注力していればよかったですが、仕事となれば病棟の患者さんすべてと関わる事になります。部屋持ちでなくても状況に応じて対応を求められます。
自分1人ではわかる事も解決できる事も限られているので、しっかり先輩方とコミュニケーションをとる事と知識を深めていく事、患者さんに真摯に向き合うことがもっともっと必要だと思いました。

早く独り立ちできるよう、わからないことを一つずつクリアにしていきたいです。

この1か月、頑張って出勤できた自分を褒めたい(笑)。
今後は疾患や看護の知識をもっと身につけていきたいです。

まだまだ日々必死ですが、准看護師から正看護師を取得し急性期で学べる場にいるので、この貴重な時間を無駄にしたくないなと思います。

今まで以上にできることを増やして病棟で自立して、ひとりの看護師として動けるようになれるように成長し続けていきたいです。

では最後に、これから看護師を目指す方へ、メッセージをお願いします!

社会人を経て看護師になる方もたくさんいるので、勉強から離れているし…と思わず飛び込んでください。飛び込めばいろんな方が背中を押してくれると思います。

がんばってください!

是非一緒に働きましょう!応援してます!

それぞれ、自分に合った看護の環境が絶対あると思います。それを見つけるために、色々な現場を経験するのも良いでしょう。
決して無理はせず、でも学ぶ姿勢は必ず持って看護師を目指して欲しいと思います!

学生時代の勉強は大変で諦めたくなることもたくさんありましたが、今は看護師になって良かったと思える瞬間があります。諦めずに乗り越えて看護師を目指して欲しいです。がんばってください!

この座談会からは、それぞれの人生経験を活かして看護の道を選んだ5人の真摯な姿が伝わってきます。
当院では、一人ひとりの歩みに寄り添いながら成長をサポートしています。これからの未来を担う看護師たちの挑戦を、これからも応援していきます。

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